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AROACEであり、この国の歴史としくみに強く批判の気持ちを抱いている日本国籍所有者として、少なくとも、私には同性婚という制度は必要ないし、この国でどんな形であれ婚姻制度を利用することはないと考えている。

それでも、今回の岸田とその周辺による、同性婚の検討を契機とする同性愛への差別発言には、怒りのあまりどうにかなりそうだった。

2022年に買ってよかったもののブログに、プログレスプライドフラッグのピンバッジを載せた。私はこれを通勤カバンにつけている。どうか、今回の最低最悪の差別発言によって傷つけられた人に、私のことを見つけてほしい。

私はあなたとはきっとすごく違うし、なんなら結婚に対する考え方もきっと違うけれど、私はあなたの隣にいたい。私とは違うあなたの隣にいられたら、私はとても嬉しいです。

【追記】

言わないと伝わらないと思うので、追記する。

私は同性婚の法制化を応援している。大きな金額の寄付は私の経済状況が許さないが、LUSHのマリフォーコラボのソープは購入した。ソープの購入をきっかけに店員さんと「自分に関わりのないことでも、応援できることは応援したいよね」と会話できたのも嬉しかった。その時もらったポストカードは今も部屋に飾っている。

正直、いま同性婚の法制化に関心のある人のどれくらいが「ゆくゆくは婚姻制度を解体しなくては」という意見に耳を傾けてくれるか疑問に感じているし、どうせほとんどの人は私が抱く戸籍制度への嫌悪感や、社会が家族単位で営まれていることに対する不満には興味がないだろうと思っているし、すねている。それでも現在の状況が不平等なのは誰の目にも明らかなので、賛成しない理由はない。

私はいちいち婚姻制度への疑問を書き連ねるが、それは「アンタたちどうせ同性婚が叶ったら"これでこの世に存在する全員が幸せになったね！"みたいな顔してアタシのこと忘れるんでしょ？」とすねているのである。でも同性婚の法制化は応援してるし、身近にいる人に説明して納得させるくらいのことはやってる。

【20230615追追記】

あまりにもヘイトにまみれた社会すぎて怖くて通勤で身に着けるのはこわくなったので外しました。

私服のときはひとから遠巻きされがち（見ず知らずの人からわざとぶつかられたり、ナメた声かけをされたりしない）なので、その上で自分に自信が持てる時はつけるようにしています。