おたくの文章

ミーハーです!

ずっとゆる〜っと好きだったバンドが来年春に解散する。

中学生のとき、深夜までかかって課題を進めながらつけっぱなしにしていたテレビから偶然流れてきた音楽がきっけかけで、それから折に触れ聴きたくなった時に聴いていた。

熱心に新譜を追うのでもなく、ライブに行くのでもなく、聴きたくなったら聴く。解散のニュースも、Twitterを再開させなければきっと知らなかっただろう。それくらい本当にゆるく好きだった。

そのバンドは、the chef cooks meという。

出会った当時は全く気が付かなかったが、彼(ら)の音楽は恋愛の曲が極端に少ない。その代わり、街や音楽に対する愛情、愛着を歌った楽曲が多い。

だから飽きることなく、ずっと好きでいられたのかもしれない。

tccmを知った時の私はまだ、私が誰かを恋愛の対象として見ることができると、性的に魅力的な人がいつか目の前に現れるかもしれないと(無意識に)信じていた。結果としては、その少し後には私にはそれらの感情…欲求?を解することはできないだろうと気づいてしまったが。

私がAROACEだと気がつく前から、恋愛以外の喜びについて、たくさん聴かせてくれていたtccmへ、ありがとう。きっとこれからも、私はtccmの音楽を聴きたくなるし、聴くたびに自分のホームタウンに帰ったような気持ちになるのだと思います。

熱しやすく冷めやすい私が10年以上もずっと好きでいられたのは、あなた(たち)だけです。熱狂や興奮ではない、生活の中にあってそれが自然だと思えるような愛着を教えてくれました。

来年の春まで、いつもよりはちょっと興奮気味に活動を応援しています。