おたくの文章

ミーハーです!

MA55IVE THE RAMPAGE New Single Release Party 愛知1部/2部

めちゃくちゃめちゃくちゃ楽しかった〜!!!!!!

昨年のSURVIVALがちょうど忙しい時期だったので全く行けてなくて、MA55IVEのライブ形式のものに参加するのはこれが初めてでした。(ランペのツアーに入るMA55IVE曲は別として)

 

推しである浦川翔平さんについてたくさん言いたいことはあれど、今回はなんというか「待ちに待ったMA55IVEの初イベント!しかもライブハウス!楽しむぞ〜!」って気持ちで行ってきたので、このブログもそういう気持ちで書きたいな。

少しだけ「推し!!!」という気持ちで言及すると、今回の浦川翔平さんの髪の長さ、髪色、ヘアセット、衣装、アクセサリー(二重につけたクリアなストーンのついたネックレス、ネックレスと揃いのブレスレット、右手人差し指と薬指と左手人差し指の指輪、クリアサングラス)のすべてがめちゃくちゃ似合っていて、もう翔平さんが舞台に登場した瞬間からメロメロでした。

性別問わず人間のショートヘアが好きなのですが、人類のショートヘアの中で一番嬉しいショートヘアだよ、翔平さん……!

あと自分のパートで目を細めてたり瞑ったりしてたのも、他の人のパートで音楽に揺れたりしてたのも、合間合間に「エイ!エイ!」って客を煽るのも素敵だった。観客の顔を見て歌ってるのも宇宙一かっこよかったです。

 

イベント全体として、とにかく全部がここからだ!と感じるような手作り感と勢いがあって、参加していて何度か本当に感動してこの5人とそれを応援するファンの皆が大好きだと感じ入る瞬間がありました。

曲もメンバーが自らリリックを書いているだけあって、歌詞もライブで本人たちが歌っているのを聞くと、音源として聞くのとは全く感じ方が違って良かったです。MA55IVEの曲にいくつかあるキャッチーなフレーズを会場で叫べたのも最高だった〜!

あと個人的には、多分ライブハウスのノリに慣れてない人が多いからかノリ方を強制される雰囲気がキツくないのも良かった。このまま踊りたい人は踊り、歌いたい人は歌い、そうじゃない人も音楽を楽しむことができる場所であってほしいな。

(でも自分の前にいたステージ真ん前のドセンを取ってメンバーにも煽られてるのに地蔵の集団にはさすがに何事?と思ったし、地面にカバン置いてる人とかヒール履いてる人とかには物損とか怪我とかでトラブルにならないか心配になったけど……)

あまりにも心地良いイベントすぎて、こんなの毎回通っちゃうじゃん!と本当に心からそう思いました。

MA55IVEに人気が出てもっと大きな場所でライブをやって欲しいのも本心だけど、こういう小さいハコで、ノリ方は人それぞれ違えど前後左右の人と一緒に楽しめてると肌で実感するようなライブも続いてほしい。

 

MCの際、山本彰吾さんがこのイベントを「たぶん最初で最後」と言っていて切なくなった。初日の豊洲では「MA55IVEのファンの人数をちょっと盛ってスタッフに提案してやっと開催になったイベント」という話もあったらしく、LDHの雰囲気を思うと最初で最後はたしかに有り得そうだけど、絶対に次もやって欲しい。

なんせオリコンデイリー7位(https://www.oricon.co.jp/rank/js/d/2023-09-12/)、ウィークリー9位(https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2023-09-25/)ですからね。数字で結果出てるよ!

次もパッケージCDが良いし、そうしてちょっとずつ曲も増やして本当のライブをやって欲しい。

リリパと言いつつほぼライブで「一応……リリースパーティって名前なんで、一応……こういうの(サイン入りポスターの抽選会)もあります、一応……!」ってメンバー自身が控えめに言ってたのも面白かったけどね!

 

周囲の人の目を気にすることなく音楽に揺れたりプチョヘンザできたりして本当に楽しかったです。MA55IVEが流れるクラブで音楽に揺れたいな〜ってずっと思ってたので、その夢が叶った気持ちです。

MA55IVEのみなさん、本当に楽しい場所を提供してくれてありがとうございます。

MA55IVEのことずっと大好きでいたいな。

続けてライブやイベントの感想ばかり書いていたので、すっかりそのためのブログのようになっていた。

というのも、5月末頃からTwitterを再開させていたからだ。

一応、オタク関係の話しかしていないつもりでTwitterをやっているが、こっちもオタク関係の話がメインなので話題が被ってブログに書くべきことがほとんどなくなってしまった。

Twitterを再開させて、感じたのはやはり話題の流れが早すぎるということだ。ホットな話題の旬が1日やそこらで終わってしまう。もっとじっくり考えて、もう少し心の中を整理してから何か言いたいなと思っているうちに、話題が2つ3つほど過ぎ去り、結局「何も言わない人」のようになってしまう。

何があっても事なかれ主義で日和見しているだけと思われたら嫌だな〜と思いつつ、まあでも少なくともSNS上でやっていることは実際そうなのかもなと自覚しつつもある。

私はSNSではなく眼の前の世界で、スマホケースにARO/ACEフラッグのステッカーを挟んでみたり、(出先で落として失くしたけど)プログレスプライドフラッグのピンバッジをつけたり、仕事中に女性蔑視な発言を聞いたら大げさに驚いた顔をして相手に「今変なこと言った、ごめん」と言わせたりしている。

今の私はそちらに重きを置いている。SNSでいろいろなことにスピード感を持って発言している人を素直にすごいと尊敬しているし、そういう人から見たら、私はカスみたいなもんだろう。それでも以前よりも私は私を肯定できているので、こういうやり方が私にはあっているのだと思う。私にとっては、言葉にするという作業は、本来もっと時間をかけてやるべきことだった。

 

というブログを書きながら、本当は推しのブログやSNSの更新が控えめなことをここ最近ずっと考えていた。

推しのブログ更新が減った頃、「更新されないなら見なくてもいいか」と有料コンテンツだった公式運営のブログサービスを解約した。最近再登録したが、解約していた期間のブログはあっという間に全部読み切れるほどしか更新されていなかった。そして、推しがTwitterアカウントを作ったからTwitterに登録したのに肝心の推しはまめにツイートするほうじゃないっぽい。

もちろん本業も忙しいだろうし、他のSNSではグループ名を背負ってのアカウント運営をしているし、ブログやSNSでどれほどのギャランティがもらえるのかわからない以上はそれらはタダ働きの可能性もあるし、求めすぎだ……でもな〜なんだかな〜……でもな〜……誰かに聞いてほしいほどのことじゃないけどな〜……と一人でモヤモヤしていた。

しかし今日の自分のブログを書いて、私と一緒なのかも、と思い当たった。もともと身近なメンバーや家族に対する気持ちが強い人だという印象があったし、ブログやSNSより自分の時間を大切にしていて、不特定多数の人に言葉を書くより自分の生活で生き方を残しているのかも。

100%私の勝手な想像でしかないけど、これは私が納得できたらそれでいい類のことだと思うので、あえてここに書き残しておく。

ランペのリリイベ行ってきた

これまで接触イベントに関心がなく、参加したことがなかった。しかし、今回のリリイベの日程を眺めていたら自分と友人の誕生日付近の日程で、行けそうな距離かつ、その友人を誘えそうな場所で開催すると知り、「記念だし行ってみるか!」と友人を誘ってみた。

友人も私と同じであまり接触には関心がないタイプのオタクだったが、しょごたむが気になってるし行ってみたいと返してくれて、それからホテルをとったり場所や行き方を確認したりと、慌ただしくもにぎやかで楽しい準備期間を過ごした。

 

当日までにリリイベの参加方法やルールなどをSNSや公式ページを見て確認し、LDHのリリイベはけっこう楽に参加できることがわかった。

私と同じように、今後初めて行く人もいるかもしれないので参考までに今回参加したときのことを書き残しておく。もちろん手順やルールは開催のたびにブラッシュアップされていくと思うので、あくまで参考として読んでほしい。

もう知ってるわ!という人は読み飛ばしてください。

リリイベに参加するにはCDを購入する必要があるが、その前にCDを購入するための整理券を入手する必要がある。整理券の取得はLINEで可能だ。LINEのアドレスはイベントの詳細ページにリンクがあるので、そこから事前に友だち登録を済ませておくと良い。

イベント2日前の20時からこのLINE上で取得が可能で、多くの人が参加しやすい土日祝(のほか、あまりこういう表現をしたくないが人気のメンバーがいる日)などは開始から数十分で整理券が終了してしまうこともあるので、時間は【ある程度】気にしておいた方がいい。【ある程度】と強調するのは、整理券は復活することがほとんどだし、当日のCDの在庫状況によっては整理券なしでもCDを購入できるようになる場合もあるからだ。※あくまで会場のキャパシティとCDの在庫状況による

あとは取得した整理券の番号と、番号の案内開始時間を照らし合わせ、開始時間以降にCDを買いに行くだけだ。

整理券はスクリーンショットNGで、スマホの操作をしてLINE上で表示されていることを確認されるので、速度制限だからとスクリーンショットするのではなく、会場にフリーWi-Fiがないかをチェックしておくと良いと思う。

また、CDを購入する際に参加する部を聞かれるので、どこに参加したいかはあらかじめ決めておく必要がある。参加券(CD一枚につき参加券が一枚もらえて、参加券一枚につき一回メンバーに会える)を受け取り、あとは参加する部の時間に間に合うように会場に行くだけで、メンバーに会える。トークが見たいとか、鍵開け/鍵閉めを狙うとかでなければ、参加する部の開催時間内に到着すればスタッフさんが列に入れてくれるので、時間の心配はあまりしなくて良い。※トークは初めに行われるので、トークの様子を観覧したい人は部に間に合うように到着しよう

 

説明おわり

 

さて、迎えた8月4日あべのキューズモールでのリリイベ第2部。この日は1回分だけ購入し、私と友人は作成した「8月◯日誕生日です」というボードを持ち、列になってブースに入った。

するといきなり目の前に岩谷翔吾さんがいた。もう少しゆとりのあるブースで、もう少し奥にメンバーがいると思っていた私は思わず後ずさり、うまくボードを見せることができなかった。一方の岩谷さんは、私が持っているボードを読もうと真剣な表情でボードを凝視してくれていたのだが、列の進む速さと私の後ずさりで、岩谷さんが文章を理解する前に、私たちは次に進んでしまった。しかし、私はあの時の岩谷さんの衝撃が忘れられない。真剣な表情がかっこよすぎて、今でも鮮明に思い出せる。

次に進むと、龍さんがいた。龍さんは私の目をしっかり見て、私の身長に目線を合わせるように前かがみになり、両手を合わせるポーズをした。澄んだ瞳に吸い込まれる〜と思いながら、会釈を返して爆速で進む列についていった。後日知ったが、龍さんファンの中では「龍くんはボードよりも人の顔を見ている(素敵な人……)ので、ボードを読んでもらうには高く掲げるなど工夫が必要」との共通認識があるようだ。でも龍さんのあの独特の雰囲気のある瞳と目があったというだけで人生は儲けもんだと思うのでヨシ!

そして次は海青さん。海青さんは私と目があうとすぐに、あの目がなくなるかわいい笑顔で、目線の合う高さまでかがんでくれて、「おめでとうございます!」と声をかけてくれた。海青さんが笑うと目がなくなるところが私は本当に好きで、笑顔を見るたび、なんてかわいいの!と思っているので本当に嬉しかった。そしてさらに加速する列に続いて次の方へ。

そしてLIKIYAさん。ブルーのカラコンをつけていて、それがすごくかわいくてお顔を見た瞬間にキュンとした。ボードを読んで優しい笑顔で「おめでとうございます」と手を振ってもらった。すごく嬉しいのだが、嬉しい!と思う暇もなく爆速の列に続く。

RIKUさんはボードを2秒ほど見てしっかり読んでから、ハッとした表情をして、それから笑顔で「おめでとうございます!」と声をかけてくれた。ころころ変わる表情にハートを射抜かれながら列に続くと、すぐに神谷健太さんがじっとボードを見ている姿が目に入った。「あっ」とボードの意味を理解した表情をして、目を合わせて「おめでとうございます」と言ってくれた。そのことに「わあ!」と思った次の瞬間にはもう外で、私と友人は「爆速だったよね!?」と顔を見合って爆笑した。かっぱ寿司の新幹線くらい早かった。

列の流れに合わせて超高速で通り過ぎるしかなかったので、とくにLIKIYAさんからは私が何かを感じるよりも前に移動しなければならなかったのが若干残念だった。それでも皆さん(こちらが上手く見せられなかった人もいたけど)が私たちのボードの意図を汲んでくれて、優しく「おめでとう」と声をかけてくれたので、それだけで今年の誕生日は最高の思い出になった。

本当にありがとうございました。

友人がイベントで購入したCDのトレカがしょごたむだったのも本当に嬉しくて、ウルトラハッピー誕生日になったと思う。

私は来年30になるので日々valkneeのsweetie30を聞き、最高の30歳を迎えるためのイメトレをしているのだが、RIKUくんが今日のインスタ投稿で似た雰囲気のことを言っていてとても嬉しくなったので、このブログを投稿することにした。

RIKU on Instagram: "1年後の30歳になる時、 なりたかった自分になっていられるように29歳の1年間を生きようと思います! #写真は小学2年生のぼく #ちびりく #この時はまだ歌手になるなんて思ってなかったな #ランペまだまだいくぞ #EXILE魂"

 

その後、残って見ていた3部開始前の挨拶で、とある事件が起きた。LIKIYAさんが「いつも厳つい顔して踊っているので、普段はこんなこと(ほっぺたハート)なんてしないんですけど」とはにかみながら言うと、健太さんがニヤニヤするので「何?」と他のメンバーが促す。すると「LIKIYAさんはいつもかわいいですよ」と一言。突然の二人の絡みに私は思わず友人に「リキケンやば!」と心の叫びを打ち明けた。

こちらも後日知ったが、1部でも健太さんはLIKIYAさんを軽くイジっていたらしく、3部の件はそのイジりの続きのようだ。でも健太さんが普段からLIKIYAさん大好きなのは周知の事実なので、私の都合のいいように胸に刻ませてもらおう。あ〜〜!!!健太がLIKIYAさん口説いてる〜〜!!!!🫶

BATTLE OF TOKYO in OSAKA DAY1

行ってきました〜!

もうすべての回が終わっているライブなので、ネタバレを気にせずタラタラと書きます。

 

まず行く目的として、ランペとラウディはもちろんのこと、近頃サイフィが気になるので、サイフィを見に行きたいという気持ちがありました。やっぱり曲がオシャレだしメンバーみんな声がいい……!

メディアにたくさん出て売れてほしい。

それと、チケットを発券したときはアリーナ後方のブロックだと思ってたけど、なんと中央ステージ正面の上手側角の最前!!ステージが高くて中央ステージは隅に寄ってくれたメンバーしか見えなくてそこは悲しかったけれど、その代わり花道と外周では浦川翔平さんをゼロズレで拝見できたので良かった。

こんなに大きな会場で見るのは初めてだったけど、けっこう広々とステージを見ることができたので満足できた。

開幕の流星祭について、私は勝手にディズニーの七夕イベくらい脱政治化されたものを想像していたけど、思っていたよりも盆踊りだし祭りだった。アストロパークは自治が認められているエリアなのに、そこでさえ行政に感謝しなくちゃいけないのヤダな〜。

 

「ランペだけ本気でラウディを演じて(いるのでちょっと周りから浮いて)いる」という前評判通り、ゴエモンさんが観客を煽る表情が本当に怖くて絶対に陣くんではなくて嬉しかったです。「お前らもっとやれるやろ」という煽りだった。煽られてた人たちも手を伸ばしてギャー!ってなってて、幸せだろうな……と喜ばしい気持ちになった。他のメンバーもスンとしていてファンサ少なめで、翔平さんは上衣を脱ぐまでに迷いが見られて、ランペじゃなくてラウディだもんな〜と心のなかで納得していた。

それなのに、Summer Riotのパフォーマンスでは色気がものすごく溢れ出ていて、開幕では目線で人を刺せそうなくらい怖かった同じ顔の人(陣≠ゴエモン)がこんなにセクシーになることってあるんだと感動した。色気に対するボキャブラリーがあまりなくて惜しいんだけど、陣くんが本当にセクシーで周囲の音が消えたと思うくらい夢中になってしまった。

パショケもすごくアツくて、LDHというかランペにここまで惹かれるようになったきっかけが翔平さんのダンスだったので、翔平さんのものすごくボルテージの高まりを感じるダンスを見ていて、こんな大人数でふだんは一緒には踊ってない人たちとも集まって踊るってすごいことなんだなと改めて認識した。私はアメトーークなんかで見るダンスが苦手な芸人さんの気持ちと体の動かし方がよく理解できる側の人間で、そもそものダンスの良し悪しを判断する情報量が圧倒的に足りてないんだけど、翔平さんのダンスって何度見てもどうしてもかっこいいし、この人は踊ることを愛してるんだと分かるし、改めて好きになった。あと中央ステージに向かう途中で忍者みたいなポーズとってたの愛おしかった。

それに関連して、佐野玲於さんがずっと私から見える側のステージの端に立っていたんだけど、他の人の音楽に合わせて踊ってたり、踊りおわった人に「最高じゃん!」みたいなジェスチャーをしてたりして、この人もすごくダンスを愛してるんだな〜とビシビシ感じてとても良かったです。佐野さんもいろいろ葛藤があるんだろうな〜と感じる言動が多くて、そこの葛藤に100%の賛同をできるわけではないけど、でもダンスを愛してるゆえなんだろうなと、その不器用さを受け止めることはしたい。

 

あとタイからのアーティストの皆さんがすごく良くて、そもそもの音楽が全部オシャレだし、音楽のライブとしてどこが一番良かったかと聞かれるとこのパートだった。

特にWhat is doneの曲がとても自分好みで、サビが気持ち良すぎて一生聞いてたい。

タイアーティストの方とのコラボで曲が好みじゃなかったらどうしようかとほんの少しだけ不安でもあったので、期待の10000倍かっこいい人と曲しかなくて良かった。

YouTubeで探してるんだけど見つからないので新曲だったのたろうか?見つけるまで探してみる。絶対これからも聴きたいよ〜!

※念のため※

私はLDH側にもタイのアーティストさん側にもクオリティ面の心配は全くしてなくて、BOTが始まる前にLDHのファンの中からたくさんの無礼な発言が飛び出したことはすごく悲しく思ってる。もう一歩踏み込んで言うと、本当に「自分が好きなアーティスト以外が出るから」って気持ちだけで言ったのか、タイという国を見下す気持ちは無かったか、もし欧米諸国の"日本ではまだ有名ではない"アーティストだったとしても全く同じことを言ったのかを考えたうえで自省してほしいと思っている。

 

後半のワチャ曲たちも本当に皆かわいくてよかったし、翔平さんがちょいちょいクセ強ダンスをして後輩たちを苦笑いさせてたのも良かった。銀河鉄道999でもメンバーは誰も見てないのに音ハメで遊んでいたの、見てましたよ。

BAKUBAKUのとき、「みんなで振りをやってみよう!」みたいな取り組みがあって私もやってたんだけど、体の動かし方については本当にカスなので当然振りを間違えた。それをちょうど中務裕太さんと目があったと感じたときにやってしまって、絶対に笑いを堪えてるな……という表情になってた。あの!!!!!!笑うなら笑ってもらったほうが気が楽です!!!!!!!!!って言いたかったけど大声で言うことでもないし、ただでさえ振りを間違えて恥ずかしいし、たぶん中務裕太さんのキャラクター的にも「お前今間違えただろ!?ワハハ!!!!」みたいなことできる人じゃないのは分かっているので、なんか気まずい感じになってしまった。もっとオモロの精神を磨きますね……翔平さんくらい堂々と変な踊りができるように……。

 

最近リリイベに行ってとくにメンバーを笑顔をすることも出来ずに帰ってきてしまった……と思ったこともあり、オモロの精神を切望しているのであった。

 

※2023.11.24追記

what is doneがリリースされたぞ〜〜!!!!!!

パッケージで売ってくれやって気持ちがないわけでないけど、でもめちゃくちゃ嬉しいです…!サビ本当に気持ち良すぎる。

電車でも人混みでもどこでも聞けば体が揺れてしまいそう。

アイドルになってくれてありがとう

ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」"に行ってきました。

 

始まる前からメンカラであるブルーに染まった会場に圧倒され、中盤からスマイレージ時代のメンカラであるレッドが混じるようになったところにオタクからの愛を感じた。竹内さんのドレスも赤と青のドレスで、オタクと竹内さんの"愛"が呼応している感じがして本当によかった。あとチェック柄だったのも、今回のツアー衣装がみんなチェック柄だったのはそういう意図だったのか〜と納得した。

今回のセトリにスマイレージ楽曲が多く入っていたのも良かったし、私としては「同窓生」が聞きたかったのでその曲も聞けて良かった。風船を持って歩くみんなも可愛かったし、笑顔が素敵だったな。

とにかく本当に、本当に本当に、竹内さんには「アイドルになってくれてありがとう」という言葉をかけたい。

MCの際「アイドルにしてくれてありがとう」と竹内さんが言っていたけど、竹内さんがアイドルのオーディションを受けなければ、私たち(あえて私たちと表現します)はアイドルとしての竹内さんを見つけることなんてできなかった。アイドルになったのは竹内さん自身の力であって、私たちはただそれを見て勝手に元気になったり喜んだりして、勝手に応援させてもらっただけなんだけど、それを「アイドルにしてくれてありがとう」と言ってもらえるのは本当に嬉しいことだ。

今の私のオタクとしての主軸はランペイジなので(そして竹内さんはLDHのオタクでもあるので)ランペイジの話を例えに出すが、ランペイジ川村壱馬さんを中心に「見てくれる人がいなければ勝手に歌ったり踊ったりしてるだけで意味もないことなので」とよく言っており、竹内さんの言葉にはそういう意味もあるのかなと想像した。それでもあなたが、他の誰でもないあなたが歌ったり踊ったりしてくれなければ、私は他の誰でもないあなたを見つけることはできなかったよ。だから、私は竹内さんに「アイドルになってくれてありがとう」と思うのだ。

 

メンバーからのメッセージも、竹内さんの人望の厚さが感じられて心があたたかくなった。人から聞いたり、簡単に調べたりするだけでも大変な苦労をしていると分かるキャリア初期の経験をピカピカの笑顔で笑い飛ばし、その反面後輩たちには「新人なんだからできなくて当たり前」と助けたり「よかったよ」と率直に褒めたりするのは決して簡単ではない。各メンバーのMCを聞いていて、竹内さんがメンバーにとって本当に大きな心の支えになっていたことがわかる。竹内さんは「リーダーになってすぐ、わだちょみたいなリーダーにはなれないと分かったからメンバーに頼ることにした」と各所で話しているが、もちろん、リーダーのあり方は(も!)十人十色だ。

和田さんがその聡明さで人の前に立つリーダーだったのなら、竹内さんは持ち前の明るさでみんなを支えるリーダーだったのだろう。

次のリーダーである上國料さんは一見柔和に見えても、言葉の端々に意志の強さや思慮深さが感じられる。歴代のリーダーがそうであったように、たくさんの"姉妹"(私はアンジュルムの人たちがメンバーを姉妹と表現するのが本当に大好き)たちをたくさん愛してあげてほしい。これからのアンジュルムも本当に楽しみだ。

竹内さん、卒業おめでとう!

書道で世界をとれると信じています。これからも応援してます!

THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 "16"

に、行ってきました。

※ネタバレです。

※会場内や行き帰りにメモをとったわけではなく記憶に頼って書くので、ネタバレそのものが目当ての方もご注意ください。

※特筆して書きたい部分のみ書くので、全体的なバランスのいい感想ではありません。

浦川翔平のオタクなので浦川翔平に関する感想が多いです。

 

仕事がハチャメチャになっていて、なおかつ他にもやりたいことがたくさんあるので、ランペのオタク活動をセーブしている。

それでもツアーだけは絶対行きたいと思っていて、前回のツアーでご一緒した元フォロワーにも「来年もツアーだけは絶対に行くので!」と宣言していた。今年のツアーが発表されるとその元フォロワーが連絡をくれて、元フォロワー、そして私の高校時代からの友人と一緒に5月27日のツアー初日に参加した。

今年の私のチケット運が本当にものすごくて、展覧会や、ハロヲタである友人のファンクラブアカウントも含め、現時点では当選確率が100%だ。つまり、この日も譲渡を探すことなく自分のファンクラブアカウントで当選した。当選を知ったときは、このあと事故にでも遭って死ぬのかと思ったほどだ。なぜならこの日はツアー初日というだけではなく、メンバーの神谷健太の誕生日でもあるからだ。本当に運が良かった。

しかし、近頃の当選確率に関して、応募した際に私は人に「当たるよ」と冗談半分、そして確信半分で宣言しているので、案外言霊というものは存在しているのかもしれない。

 

さて、当日。「さわやか」に初めて行き、さわやかの香りを漂わせながらエコパアリーナに向かった。

私はLDHのライブ前の会場の雰囲気が好きだ。会場内だけでなく屋外でも(それが許される場所では)音楽が流され、ツアーグッズやCD、DVDだけではなくガチャガチャが設置されている。ファンクラブや有料ブログのログイン画面を見せるとグッズがもらえる、ちょっとした楽しみもある。さらに、私はコロナ禍になってからのライブしか行ったことがないので未経験だが、アーティスト自身がプロデュースしたドリンク、フードの屋台が出ることもあるそうだ。もうほとんど祭りだ。

そういうこともあり、ライブ会場は開場前からたくさんの人たちで溢れ、これまで見てきたどのアーティストの会場よりもにぎやかである。今回は特に会場がエコパアリーナということもあり、芝生に座って話に花を咲かせるオタクたちがたくさんいて本当に心地よかった。心残りとしては、もう少し広いスペースがとれたら、やましょうプロデュースのシャボンガンで心置きなく遊べたのに、ということくらいだろうか。ドーム規模の会場がとれたら、シャボンガンOKの楽曲もやってくれないだろうか。泡々の会場を見てみたい。

 

さて、ここからはライブの内容に触れるので、ネタバレに注意してほしい。

 

まず開演前にはメンバーによる"16 RADIO"が流れていた。今回は誕生日である神谷健太とリーダーの陣の"じんかみ"コンビだった。入場前にはこのじんかみラジオを楽しみにしていたのだが、トイレに並んで出てくる頃には開演5分前になっていたので結局聞きそびれてしまった。ファンクラブに入っているので後々聞いておこうと思う。

会場内はおそらくサーキット場をイメージしていて、スタンド席の手すり(厳密には手すりではなくスタンド席の床にあたる部分だが、ほかの表現がわからない)部分に今回のツアーのために作成されたロゴ各種が飾られていた。ステージは南北にエンステ2つとセンステが1つ。そして花道がそれぞれのステージをつなぐ変則的な形になっていた。前回のツアーで最前席を当てたのだが、マジで何も見えなかったので「センステは嫌」と願っていた私はどう反応すれば良いのか若干迷った。今回はスタンド席なので全体が見やすかったが、アリーナ席はどうだろうか。現時点では、スタンド中央しか勝たんステージの形であるとは思う。中央のステージ上空には中継用の画面が掲げられており、その上にロゴがデザインされた円形(円柱?)の飾りがなされている。そのあたりはけっこうEXILE一族によく見るデザインだ。そして南側のステージに車を模したセットが意味深に置かれていた。

どんなオープニングなのか予想しながら待っていると、突然ステージ中継の画面に映像が映り、カウントダウンが始まった。ゲームのコンテニュー画面のようなもので、楽曲の分数をカウントダウンする形式で三曲ほど流れていた。1分前には会場が暗くなり、私達含め観客が沸き立つ。最高の演出だ。

文字通り胸を高鳴らせながら待ち、いよいよその瞬間、長谷川慎が現れ、南側のステージの"車"に乗り込む。ここでようやく意図を理解した。これは16 BOOSTERSのMVの再現だ。パネルの映像とリンクした演出に夢中になっていると、北側のステージではゲーセンによくあるカーレースのゲームの運転席を模したセットが発光している。そこには吉野北人川村壱馬、RIKUのスリボがいた。えっすごくいいな…とときめいていると、他のパフォーマーもいつの間にか現れており、今回のツアーの代表曲である16 BOOSTERSが披露される。にくい演出で本当に今回のツアーが「絶対いい!」と確信できた瞬間だった。あと特効いきなり使われてて本気でびっくりして「オオッ」って声が出たし、周りの人のどよめき声も聞こえてきてちょっとおもしろかった。今回は特効盛りだくさんでそこも楽しかった。

そして、SHOW YOU THE WAY。岩谷翔吾浦川翔平の……。この楽曲はガンダム40周年記念企画のために作られたもので、シャアをイメージして作成されている。メンバーの岩谷翔吾浦川翔平が敵対関係にありつつも、ただならぬ関係性にあると読み取れるパフォーマンスに、私は「エ〜!?」と声を上げることしかできなかった。特にラスト、長い花道をお互いに向かって走り出すシーンはアニメを見ているようで、ガンダムを全く知らない私でも熱い感情が込み上げた。

その熱を繋いだまま、THE POWERが披露され、次はROLL UP。EDM寄りの楽曲で、クラブのようにゆらゆらと音楽に揺れていると、あることに気がつく。メンバーが足りない。双眼鏡でメンバーを確認しようとしたその時、南側のステージからジャージに身を包んだ与那嶺瑠唯、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨、そして上げパン体操着姿の浦川翔平が登場した。そしてなんと「コロロ体操」が始ったのである。みんなは想像していただろうか? まさかツアーでコロロ体操が見られることを。もう爆笑するしかない。

「右に行っちゃお〜」「左に行っちゃお〜」と軽快に体操する5人の動きをゆるく真似ながら、やっぱり私は浦川翔平が大好きだな〜!と考えていた。踊っている姿は軽やかという言葉を体現するようでいて、見ているものを少し煽っているような雰囲気もあり、バラバラに見える2つの要素をまとめるとめちゃくちゃカッコしか言いようがない。ダンスが本当に苦手な私は、彼のダンスを見ていると「こんなふうに身体が動くの、きっとすごく楽しいだろうな」とつい想像してしまうし、16人もメンバーがいるのに気がつくとつい目で追ってしまう。それなのに、こういうくだらないことをさせても彼は一級品なのである。人を楽しませることにかけては常に本気の浦川翔平に、私はすっかり夢中である。それはそれとして、もう笑いが止まらないなか、曲は再びROLL UPに戻り温度差で風邪を引きそうである。今回、この曲のようにマッシュアップされていたり、メドレーのように何曲かが自然と繋がれて披露されることが多かったのも、いつもと異なる雰囲気でとても楽しかった。生バンドとDJ(おかえり〜!)がいることの醍醐味を味わえた。

ROLL UPが終わっても笑いが止まらないまま、次はLa Fiesta、HEAT WAVE、Fandangoのラテン調楽曲が続く。ランペの夏といえばやっぱりラテンよね〜とすっかり気分も切り替わり、湿度の高い楽曲とパフォーマンスの雰囲気を味わっていると、Fallen Butteryが続いて、その続き方もあるのかと驚いた。今回はセトリも変則的で本当におもしろい。パショケも「パフォーマーショーケース」と称して行われるこれまでの形から、楽曲に合わせてパフォーマーがフォーカスされる形で、新しい試みだった。パショケでトイレに行く人たちの頭の影を避けながら大盛りあがりしている側の人間としてはめちゃくちゃありがたい変更だ。

その後も"同人便箋"のように鎖で繋がれたメンバーたちが踊るFEARSや、ランペオタクの大好物小道具、椅子を使ったパフォーマンスが妖艶なINVISIBLE LOVE、与那嶺瑠唯神谷健太の服を捲くって腹を露出させる(オタク激湧き!)セクシー展開からのBUD LUV、So Goodと大人向けの時間が続いた。

そしてメンバーたちがはけはじめ、北側のステージに吉野北人だけが残った。北人ソロでのstarlightがはじまると、反対側のステージから武知海青が現れた。まず私が思ったのは、武知海青のダンスがうまくなったことだ。私はダンスについて素人だし、良し悪しも全くわからないので偉そうに思われるかもしれないが、それでもダンスがすごく洗練されたと感じた。繊細で吹けば壊れそうなのに、力強い信念に突き動かされているようなダンスは、ロマンチックなのにどこか芯の太さを感じさせる北人の歌声にとてもよくハマっている。深みのある短編映画を見たあとのように、曲が終わってほっと息をつくと、川村壱馬とRIKUが登場し、MY PRAYERを歌い上げる。私はMY PRAYERの3人のハモリが大好きなので、今回のツアーでも聞くことができて良かった。今回も3人がハモる箇所で幸せそうな表情をするスリボが見られて良かった。こちらまで幸せになる。

いつも通りの気が抜けるゆるさがたまらないスリボMCを挟んでonly oneを行い(事前に告知のあった通りファンも歌う演出だったので本当に"行う"って感じ……)(好みの問題で私はファンが歌わされる演出がそんなに……けっこう……なので棘のある言葉が出ました)、ついにLove Will Find A Way!

New Jack Swingの風を感じるこの楽曲にしょごしょへを引き連れて登場したRIKU。ステージ上を共に歩くカメラの目線で見ると、全身白の衣装なこともありスーパーボウルのリアーナのようでもあり、引きで見た際の曲調とスタイルからはBADやsmooth criminalのマイケル・ジャクソンのようでもあり、明らかにアメリカのアーティストを意識した演出に「ランペがやりたいこと」を察知して胸がときめいた。そしてRIKUの高音シャウト。いやもうDIVAやん。これまでもずっとRIKUのことをDIVAだと思ってきたが、ここに来てDIVA力(ヂカラ)をさらに高めてくるとは……。思わず「DIVAやん…」と声に出して呟いてしまうほどだった。RIKUソロでのLove Will Find A Wayは、しょごしょへの軽やかなステップさばき、カメラを使った盛り上げの演出も楽しめ、楽曲に入り込んで気持ちよく体を揺らせるだけではなく、歌手としてのRIKUの技術面での成長も感じられた。終わってから元フォロワーとも「RIKUさんまた歌上手くなりましたよね〜」と話すほどだった。いつでも自己研鑽を欠かさないRIKUのストイックさがまた1つ実りを得たと思う。

その後もELEVATIONなど「私はランペのライブにこれを聞きに来てるんだよ!」と言いたくなる楽曲が続き、Change My Lifeでは昨今国内アーティストたちもこぞって解禁している撮影OKタイムが設けられた。撮影OKタイムって、私は毎回「画面の中にきれいにメンバーを残したいけど、今目の前にメンバーがいるのにメンバーを生で見ないのはもったいない」と葛藤してしまっていつもブレブレのピンボケ写真と映像が残るんだけど、みんなはどう? あと向かいのスタンド席でスマホのライトで大きくハート作ってる人たちがファンサもらってたので、なるほどそういうのもありだな〜と思ったりとか、新鮮でいろいろ楽しかった。やましょへも謎の絡みをしていたし。やましょへの飼い主とペット感がどうしても私の笑いのツボである。

締めにハジマリノウタでしっとりと終わったあと、元フォロワーが「やましょうさんのパショケが無かったくないですか?」と言った。すでにキャパオーバーで頭がぼんやりしている私は「そうでした? ん? 言われてみればたしかに……?」と疑問に思っていると、アンコール! 川村壱馬のソロの書き下ろしラップから、山本彰吾のパショケがあった。ウワ〜! そんな演出ありかよ! もうバチバチしか語彙が浮かばないのだが、本当にこの上なくバチバチのパフォーマンスで「やべ〜!」としか言葉が出なくなってしまった。STRAIGHT UPやBIONIC、そしてダメ押しの100degreesの三曲目がアンコールで披露されるだけでも、最後の最後にアツすぎて酸欠で倒れるわ!と思うのだが、そこに山本彰吾のパショケや、クランプ三兄弟(かいまこの二人兄弟ではなく、川村壱馬を加えての三兄弟!!)のパフォーマンスも加わってとんでもない盛り上がりになった。頭を振りすぎて本当に酸欠で倒れるかと思った。後日しっかり筋肉痛になりました。

 

総論:本当に楽しいライブだった。

16人ひとりひとりにフォーカスを当てながら、THE RAMPAGEというひとつのチームとしての色をしっかりと魅せる構成、演出が充実しており、箱推しはもとより誰のファンであっても楽しめる三時間になっている。ここ2、3年ほどでファンになっている私が言うことではないが、ここ2年ほどはゴリゴリ路線ではなくキャッチーな楽曲やバラード曲が多かった。THE RAMPAGEはそれらを自分たちの糧としてひとまわり大きくなって帰ってきた。

"どのように見られてもいいか"の許容範囲が増えたと言うのだろうか。過去の映像や私が彼らのことを知ってすぐの頃は(少なくとも私にとっては)彼らは「かっこいい」と「強い」以外の言葉に身構えているように見えた。しかし今の彼らは「かわいい」も「おもしろい」も「きれい」も「切ない」も柔らかく受け止め、エンターテイメントとして提供出来るようになっている。その姿を見られて、私は本当に彼らを応援していて良かったと感じた。ランペは期待を裏切らねえ。

ランペオタの活動をセーブしようとしていたので、「飛行機乗らなくて良いところで土日」しか考えておらず、今回しかチケットを取ってないので再追加を今かいまかと待っている。無条件に行くので。(東京追加はアンジュの竹内さん卒コンが被ると思って取らなかったので、本当に再追加を待っています。)

朝ドラ

これを読んでいるあなたは「らんまん」を見ているだろうか。こんなにもド直球フェミニズムの朝ドラをやっと、本当にやっと見られる今を逃さないでほしい。

朝ドラは主に女性の人生を描くことが多い。しかし、「花子とアン」や「あさが来た」のように大事を成す女性が主人公のときもあれば、「ゲゲゲの女房」や「マッサン」「まんぷく」などのように大事を成す男性を"内助の功"で支える女性を描くこともある。(そしてもちろん、「あまちゃん」や「舞いあがれ!」など、歴史に名を残すような大事は成さずとも日々を生きる女性の人生を描くこともある。)

今回の「らんまん」は恐らく後者の朝ドラだ。このあと主人公は女性と結婚し、自分はのびのびと研究にまい進して家庭のことは女性に任せきりにするだろう。それでも私はこのドラマを少なくとも現時点ではフェミニズムだしポリティカルだと思っている。

主人公の万太郎は地元の城主に代々酒を献上してきた造り酒屋"峰屋"の長男だ。それゆえ、勉学に長け植物を愛することやのんびりとした朗らかな性格を周囲の人は好ましく思わず「ありゃだめだ」と呆れられている。その代わり、万太郎の姉である綾は酒づくりの仕事を愛していて、峰屋にプライドを持っているし、商品開発にも意欲的だ。しかし、綾は「酒蔵の神さんは女子が嫌い」だから酒蔵に入ることを禁じられ、嫁に行くよう何度も見合いをセッティングされている。綾は作中で、男である万太郎と女である自分の性別があべこべだったら良かったのにと語る。しかし、もしそうだとしたら、このドラマはここまでフェミニズムとポリティクスを直球で訴える作品にはならなかっただろう。

この作品はそれぞれの登場人物が大好きなことを楽しむ様子を大切に描いている。それは菓子のひとつをとっても「かる焼きなんて駄菓子ですよ」「それをお好きな人が来てるの」と、どんな些細なものでも、それを好きであることの重要さを示唆される。

しかし、万太郎にとっては家が、綾にとっては性別が、その大好きなことの足かせとなっている。それらを取り払って大好きな道に進むには、出自で人を区別しない民主主義の力が必要であり、家父長制を打破するフェミニズムの力が必要だ。だからこそ万太郎と綾は逸馬と「民権ばばあ」に出会う必要があった。彼らに出会ったからこそ、万太郎も綾も大好きなことを大好きでいて良いのだと知ることができた。

今作のヒロインである寿恵子も、大好きなことに全力で取り組んでいるところが微笑ましい。何重もの意味で「見たことがない世界」に憧れをもつ寿恵子と、それを笑顔で肯定する万太郎。万太郎のきらきら光る語り口調に、眩しそうに見上げる寿恵子。ひさびさに物語作品に登場するヘテロカップルで「ああ、あなたはあの人のこういうところにちょっと惹かれを感じるのね」と納得ができた。寿恵子がこの先どんな世界に足を踏み入れるのか、そして植物以外のことはわりとボンクラである万太郎とどのようなパートナーシップを築いていくのか。「どうせ家庭は置き去りでしょ」という身構えはありつつも、少々楽しみな気持ちが隠せないでいる。どうか寿恵子のエネルギーに満ちた大好きの気持ちを押し殺させないでほしい。寿恵子、見たこともない世界を生きる女であってくれ……。

いつの世も、現実を生きる私達の世界でさえも、大好きなことに全力でいるためには民主主義の力が必要だ。そして、このドラマを見て「フェミニズムは男性をも解放する」とあらためて確信した。

そしてもちろん、逸馬や竹雄、十徳長屋の面々など、大好きなことを見つけるそれ以前の立場にいる人々が今後どのようになっていくのかも見届けていきたい。